▲欧州的登山生活▲

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第25号: 初の洞窟探検 (スピードウェル大洞窟)

発行日
2006/07/03
発行者・筆者
まさ (坂野正明)

まさです。
多忙を極めた先週、やっと年季の開けた日曜日、ピーク地方に岩登りに 行きました。素晴らしい天気を楽しんでいたら……、夕方、急に空が 暗くなり、激しい雷雨が襲ってきました。僕は、ちょうどその時、 ピナクル(尖峰)の頂で、登ってくる友人を確保しているところでした。 空が光り、地響きの鳴る中、場所も場所、大量の金属性登攀具に囲まれ、 ご丁寧にザイルという名の導火線につながっているのは、あまり気持ちの いいものではありませんでした……。

そんな週末を無事生き延びた(笑)今日は、昨秋 11月初めにピーク地方に 岩登りに行った週末の記録です。 しかしながら、天候や時間の関係で、岩「登り」の機会はありませんでした。 でも、土曜日の晩は、雨の中、ビバークしてみたり、そして日曜日 は初めてのまっとう(?)な洞窟探検(ケイビング)に出かけたり、で 実はなかなか楽しい週末でした。というわけで、ちょっと風変わり な、前回の硬派路線(?)と打ってかわった(笑)、記録になっている 今回、お楽しみ下さい。

目次


登山記録編 〜〜 初の洞窟探検 (スピードウェル大洞窟) 〜〜

Don Whillans 小屋

ピーク地方西部の Roaches (ローチズ)に出かける。皆の泊まりは、 Don Whillans 記念小屋。 ローチズの岩場の真下に鎮座するこの小屋は、前から興味があった。 今回、僕は人数の関係で泊まれなかったが、宴会は一緒した。 台所の壁から天井の一部にかけて、天然の岩をそのまま 使っているっていうのが、雰囲気を醸し出していて実にいい。英国岩登りの 英雄、ドン・ウィランスの名に恥じない小屋だと感じた。

ちなみに、この日の晩は、Bonfire Night (ボンファイア; 焚火の夜)。 部の連中は花火を持ち込んでいて、湿った夜気の中、皆で打ち上げ花火や 線香花火を楽しんだのだった。ピーク地方の真ん中で Bonfire が楽しめる とは思ってもいなかった。なかなか風情があるではないか。

ビバーク

あぶれた僕は、どこに泊まるか? せっかくの機会、ビバークとすることにした。蓋をあけてみると、 雨がぽつぽつと降る天候、すばらしい、それでこそビバーク技術の 真価が問われる、というものだ。

暗闇の中、なんとかそれなりの岩陰を見つけた。 マットを敷き、中にもぐり込む。地面が微妙に傾いているが、悪くない。 また、寒くもない。ほどなく、眠りにつくことができた。

夜間、何度か目を覚ましたことはあったが、降り続く雨の中、ビバークとしては 上等な睡眠を取ることができた。そして、朝、周りに誰もいない自然の中、 目覚めることができるのは実に素晴らしい!
満足のいくビバークの夜だった。

ゲーム

朝、小屋に戻った時、エルスペスが早々に寝た某男に言っていた。

「昨晩、A子が(上半身)裸になってたのよ。(見られなくて)残念なことしたわね。」

えー! それは知らなかった。そう言えば、僕が小屋 から(ビバークのため)離れる時、A子は勢いよくTシャツを脱ぎ捨てていたなぁ。 考えてみれば、(トランプを使って)いわゆる野球拳もどきをやっていた? Bonfire の勢い? なるほど、皆に「おやすみ」と言ったのに、誰も返事をくれなかったのは、 連中、熱中していたからか? そういうことだったのか、うーむ、鈍さ 100% かな。

ベンによると、かく言うエルスペスも、その「ゲーム」とは関係なく脱いで いたそうな。「いい眺めだった」って。
はいはい、そうですか。

惜しいことしたかって? うーん、まぁ多少は。
でも、ビバークでちゃんと休みを取るためには、昨晩あれより遅くはできなかった しなぁ。それに、ビバークは 随分楽しかったし。そう、それでよかったのだ! (……強がり 100%)

洞窟探検編

翌朝、雨がちの中、 (マイクロバスで) スピードウェル・キャヴァーン (Speedwell Cavern) へ洞窟探検(ケイビング)に出かける。洞窟なら雨でも関係ないもんなぁ(笑) 僕は、まっとうな洞窟探検は一度も経験がない。小さい頃、山際にあった 元防空壕(?)ではよく遊んでいたものだったが。楽しみ、楽しみ。

来たことがあるエルスペスが案内に立つ。駐車場の端の向こうに、 洞窟の口が空いていた。言われなければ気づかないくらい、地味に。
膝をついて洞窟に入ると、中では立つことができる。横は決して広くなく、 一列で進まざるを得ないが。まっ昼間なのに、数メートルも進むと、 漆黒の闇になる。闇を楽しみたくて、最後尾を、時にヘッドランプを消して歩く僕。 わくわくするぅ。

広間に出たところで、右に行けば、別の入口、左に行けば、さらに奥に。 当然、左に。ちょっと急で、岩登りの経験が微妙に役立つところ? 濡れた石灰岩は、実に滑りやすいので、細心の注意を払う必要がある。 滑っても死にはしないが、捻挫や骨折のひとつくらいはありそうだから。 ヘルメットは必需品だ。

10メートルほど奥にいったところで、ぽっかりと深い穴が空いている。 ロープを使う気はない僕らはここで満足して、入口に 戻る。途中、リッチが、壁に埋まった化石の数々を指さす。言われる まで気づかなかったが、実は化石だらけではないか! 石灰岩って……驚き!

しめて20メートルかそこらの「探検」というのはおこがましいものだったが、 それで僕には十分すぎる。心から楽しめた貴重な経験だった。 エルスペス、ありがとう!!

△以上、記録の一部。全文は、以下に載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/record/uk/20051105_roaches.jis.html


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次回予告

次回は… 「湖水地方最高(?)の稜線歩き」

See you later!


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