△第61号: さいはての岩壁
- 発行日
- 2007/10/15
- 発行者・筆者
- まさ (坂野正明)
まさです。
コーンウォール半島のボジグランに行った翌日、 コーンウォール随一の景勝地ランズ・エンド(Land's End)に隣接する
セネンという岩場に行き、岩登りを楽しんできました。Land's End を訳せば、 今回の題にも使った「さいはての地」。
そんな「お前の名は……」と思わずつぶやいてしまいそうになる(*) コーンウォールの紹介も併せてしています。 お楽しみ下さい。
(*) ル・グウィンの小説(の邦題)のパロディ……だから平仮名 (^^)
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目次
登山記録編 〜〜 さいはての岩壁 〜〜
今日はセネン(Sennen / Pedu-Mên-Du)。まず有名な Demo Route を登る。 高度を稼ぐにつれ、西に広がる大海の上を登る気になれそうだ。
10m弱登って、半身入りそうなクラックにたどり着く。 核心。実はフェイス部分にも結構ホールドがあるので、 それで登れそうだ。
支点を取るか迷うも 結局一気に そのまま登り抜ける。確保のジョン叫んで
「おぉっ! 俺が今まで見た中で圧倒的に最速だぁ! お見事!!」
その箇所は、クラックに半身入れ込んで体をジャミングしながら、 くそぉと呪いの言葉でも叫びながら少しずつ登っていくのが普通らしい。 昔、そうして登ったジョンに言わせると、フェイスの方が 易しかったそうだ。ただ、リード中に体を 投げ出して登るのは精神的には怖いだろうね、と。 実は何も知らなかった僕にとっては、 それが自然な選択だったのだが。 所詮 HS だし、と心に余裕があったのが 大きかったのかも知れない、と後から考えると思う。クライミングは 相当程度、以下にクールな頭を保つか、というスポーツでもありますからね。
△以上、記録の一部。 前回と併せ、全文は、以下に載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/record/uk/20070426_cornwall.jis.html
登山ミニ知識編 〜〜 フリークライミングの難易度 (その五) 〜〜
(第59号「フリークライミングの難易度 (その四)」からのつづき。)
第53号で、英国の岩登りでは、難易度が 二つの値、形容難易度と技術難易度で表される、と書きました。 そして、 第58号、 59号で それぞれのおおよその意味を解説しました。 今回は、この二つの指標の標準的組合せについて解説します。 まず、以下の表を御覧下さい。
| 形容 | 技術 | 注 |
| Easy〜VD | — | 通常、表記なし |
|---|---|---|
| HVD | 〜 3c, 4a | ガイド本によっては、表記なし |
| S | 3c, 4a, 4b | ガイド本によっては、表記なし |
| HS | 4a, 4b | 表記ないガイド本も |
| VS | 4b, 4c, 5a | |
| HVS | 4c 〜 5c | 6b まで見たことあり |
| E1 | 5a 〜 5c | 6c まで見たことあり |
| E2 | 5b 〜 6a | |
| E3 | 5c 〜 6a | |
| E4 | 5c 〜 6b | |
| E5 | 6a 〜 6c | |
| E6 | 6a 〜 7a | |
| E7 | 6b 〜 7a | |
| E8 | 6b 〜 7b | |
| E9 | 6c 〜 7b | |
| E10 | 7a 〜 | この難易度は 2007年夏現在、数個しかルート無し |
| E11 | 7a 〜 | この難易度は 2007年夏現在、1つしかルート無し; E11 7a |
形容難易度が同じ時、技術難易度が低いルートは、危険(つまり、中間支点 が取りづらく、落ちると危険)か、その難易度が長く続くルートです。 逆に技術難易度が高いルートは、安全か、その難易度が要求される場所が スポット的(で、多分安全)なことを意味します。「安全」というのは、その 難易度を伝統登攀のスタイルで登れる人ならば、仮に落ちても、死んだり 1カ月 の入院が必要となるようにならない程度には、十分な中間支点が取れる、という 意味です(踵の骨折くらいは勘定されていないようです……)。 無論、伝統登攀で中間支点を取るには、相当の専門技術が要求されますから、 その技術無しに向かえば、どんなルートでも危険です。 (……つづく)
英国の山紹介編 〜〜 コーンウォール地方 (Cornwall) 〜〜
コーンウォール (Cornwall) は、英国最南西に位置し、西方に細長く伸びる半島です。 四国に行くなら佐田岬の突端に行かねば気が済まない、という向きには、 外せない場所でしょう。
コーンウォールは、まず moorland (天然の荒野)の原野で有名で、 Dartmoor と Exmoor の 2つの国立公園を有します。Dartmoor の最高点は海抜 621m で、 南部イングランドの最高点になります。ちなみにこの標高は、 (中部イングランドの)ピーク地方(Peak District)の最高点とほぼ同じです。 また、半島の南北共に海岸沿いの絶壁が連なることでも名高く、 シー・クリフ (sea cliff) 登攀や海岸沿いのウォーキングに訪れる人が多くいます。 相対的に暖かい(日が多い)南部なので、 Deep Water Solo (DWS) や あるいはサーフィン、シーカヤック、ダイビングなども盛んです。
登攀のための岩場としては、 最も有名なのが、 景勝地ランズ・エンドに近い地域で、特に 北海岸のボジグラン、 ……(以下、後略)
△この文章の全文は、以下に載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/info/cornwall.html
Webページ更新情報
- この記事は、以下にも載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/magazine/backnumber/eu061.html
次回予告
次回は… 「初のスペイン山歩き (ロス・マチョテス)」
See you later!
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