▲欧州的登山生活▲
△第100号: コブラー三峰
- 発行日
- 2010/07/31
- 発行者・筆者
- まさ (坂野正明)
まさです。
2005年10月に開始した本メルマガが、今号で記念すべき 100号に達しました。 皆様の御愛(?)読、感謝申し上げます!
発行が滞りがちではありますが、末長く続けていきたいと 思っております。今後ともよろしくお願い申し上げます。
さて、今回は、2008年2月に行ったハイランド南部、アロッハー・アルプスの 冬山紀行を主題に据えます。あわせて、同地の紹介もしております。 また、前号に引続き、 神奈川県の下山家さんから頂いたお便りへの 御返事のつづきも書いています。お楽しみ下さい。
目次
登山記録編 〜〜 コブラー三峰 〜〜
ローレンスと共に、スコットランドに 4日間の冬山の旅へ。 このところかなり冷え込んでいるため、ハイランド南部の アロッハー・アルプス(Arrochar Alps)に行くことにする。 南部でまっとうな冬山ができる機会は限られるだろうから。 それに、イングランドから旅するには近くていい! 宿泊は、山中での幕営(定着)。 冬山での孤独な幕営はローレンスには未知の世界で、そちらも楽しみの様子。
アプローチの初日の後、適当に天幕を張る。二日目に登攀ルートへ。 コブラーは 3峰からなる独特の目立つ形をしている。 今回はそのうち、北峰(North Peak)の南面から、 ルンゼの Great Gully (II)を登る。
取付の数メートルの垂直の岩の段々がなかなか難しい。 今日、アイスバイルは持参したものの、もう一本のピッケルは普通の 60cm のウォーキング用のものだ。(天場に置いてきた)登攀用ピッケルがあれば……、 と痛切に思ったが時すでに遅し。あるもので何とかしないといけない。 中間支点はよくないので、落ちることは是が非でも避けたい。 まだ取付である以上、高度はないから、死ぬことはないものの、 怪我の可能性は少なくないもので。
バイルの方を最大限に活用してトルクを効かせながら、 細心の注意を払って登り切る。 難易度 II で本格的トルキング?!
フォローのローレンスには随分と難しかったようで、 何度も落ちていた。 今日のコンディションでは、難易度 III/IV というところか。
そういう不確定性も冬山も楽しみの一つ? あとは、特に問題なく、時間はかかったもののやがて、
目指す北峰の頂上に二人立った。悪くない!
△以上、記録の一部。全文および写真(今回、幸運にもそれなりの写真が撮れました)は、以下に載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/record/uk/20090205_arrochar.jis.html
英国の山紹介編 〜〜 アロッハー・アルプス (Arrochar Alps) 〜〜
Arrochar Alps (アロッハー・アルプス)は、 スコットランドのハイランド最南部、 ロマン湖(Loch Lomond)北部のすぐ西側に位置します。 最高峰 Beinn Ìme山(1011m)を筆頭に、 5峰のマンローを擁します。
しかし、アロッハー・アルプスで最も有名なのは、 The Cobbler (ザ・コブラー)の愛称で知られる Ben Arthur (ベン・アーサー)でしょう。 南・中央・北峰の三峰が、三兄弟のように並び立つさまは 壮観です。(……後略)
△この記事の全文は、以下に載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/info/scotland.html#arrochar
おたよりへの御返事 〜〜 イギリスの山岳会 〜〜
神奈川県の下山家さんから頂いたお便り(第97号)への 御返事のつづきです。 なかでも、イギリスの山岳会のヒュッテの話です。
下山家さん「イギリスの山岳会はどこもヒュッテを所持している
」
ということですが、「どこも」と言うのはさすがに言い過ぎ ながら、それなりに大きな山岳会であればヒュッテ(hut)を所持している
会は珍しくないのは事実です。
ここで述べる「ヒュッテ」がどういうものか、少し御説明します。 欧州アルプスの場合、営業小屋が点在していて、ちょうど日本の 山小屋のような感じですね。一方、英国の場合、 営業小屋は皆無に近いです — 長時間の徒歩以外で アクセスできないようなユースホステルが 2、3軒あるくらい だと思います。
英国の場合、多くの「ヒュッテ」は、車を横づけできます。 もしくは駐車スペースから徒歩 1分とか。駐車場から徒歩 10分以上かかる 「ヒュッテ」はごく稀で、名の知れた貴重な存在となります。 たとえば、ベン・ネビス山の北壁の麓にある CIC小屋(徒歩 2時間)、 トリドン山地にある Ling小屋(徒歩 10分)などが有名です。 道からそれだけ近いということは、ちょうど普通の家のように、 ガス・電気・(全館)暖房が完備しているのが普通ということでもあります。 CIC小屋は当然例外ですが、それでもガスは使い放題で、最近は 風力・太陽光発電で電気も多少は使えると聞きます。 蛇口をひねれば湯が出るのも普通で、お湯のシャワーも珍しくありません。
(つづく)
Webページ更新情報
- この記事は、以下にも載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/magazine/backnumber/eu100.html - 2008/12〜2009/01 の山行の記録を以下に載せました。
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/record/uk/20081206_froggatt.jis.html
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/record/uk/20090110_tremadog.jis.html
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/record/uk/20090124_stanage.jis.html
http://alpiniste.hp.infoseek.co.jp/record/uk/20090131_froggatt.jis.html
次回予告
次回は… 「新ルート開拓 (チャーンウッド石切場)」
See you later!
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